メッサーシュミット戦斗機 Non scale 

Messerschmitt Fighter  (Manufacturer unknown non scale)

 

メッサーシュミット戦闘機(NONスケール メーカー 不明)です・・・ええっ〜っと(汗)。
先日、良くしていただいている知人から頂き物がありまして、その中の一つにさりげなく入っていたのがコレ。いやー、ちょっとビックリ。


メ、メッサーシュミット・・・ですと?


見る限りはBf109っぽいけど・・・E型なのかG型なのか・・・いや、そんなことより・・・このような遥か昔に絶滅したであろう昭 和の文化遺産っぽいものを気安く頂いて良いものだろうか・・・?

ただちにお礼のメールを入れると同時に入手経路を尋ね たところ、なんでもさるショッピングモールに入っている”昭和30年代の駄菓子屋を 再現したお店”で現行販売されているのだとか。「そうか、なるほど。あの店かァ・・・」確かに、あそこならありえます。というわけで後日、 3つほど追加購入した次第。ええ、もちろん買占めてはおりません。

さて、この手のプラモデルは”駄菓子屋プラモ”なんて 言われていて、文字通りかつては駄菓子屋という販売経路で主に流通したものです。当然出来もチープなもので、精密正確さとかそんなの無縁。プラモはプラモ でも、一般のプラモデルとはメーカーも流通形態もまるで異なるキットというわけです。

もちろん、
タミヤやハセガワといったいわゆるプラモメーカーも駄菓子屋さんで 扱ってもらえるような低価格キットも出していました。ただ大柄なパッケージングは狭い駄菓子屋さんに嫌われたようで、昔の低価格キットはこじんまりした箱 が多いです。駄菓子屋プラモに袋キットの吊り下げ形式が多いのも、売り場面積と か、空間の有効活用とか、そういう事情があったのかもしれません。

やがて駄菓子屋の衰退とともにこの手のキットも姿を消 し、現代となってはそれこそお宝ショップや個人コレクターのサイトなどでしかお 目にかかれないマボロシの存在だと 思っていました。それがなんと令和のこの現代に現役販売されているというのだか らオドロキです。かようなものまで取り扱うとは、●丁目●番地さん(店内撮影禁 止だとか)・・・なかなかやるな・・・。

これが売られていた吊り下げ台紙を見たら既に何個かは売れているようでしたので、どなたか製作した方はおらんものかとネットででググってみたら、製作レ ビューらしきものは見 当たりません。ほぅ、こんな珍しいものを紹介しないとはもったいない。ここはひとつ、当KOZY商店で製作し、検証してみるとしましょう。


ご注意事項!
@本キットは2021年8月現在、現行販売品(税込価格¥110)です。買い占め・転売しても儲かりません。
A本キットをネタしたアフィリエイトはお控えください。通販サイトで取扱いはあり ません。



〜製作開始〜




今回のキットです。袋入りでちょうどスマホと同じくらいのサイズ。横300o×縦500くらいの大判台紙に、セロテープで20個ほどぶら下がり販売。これを台紙からベリッ とはがしてレジに持っていくわけです。「なぜメッサーシュミットなの?」 とか「ゼロ戦やムスタング、ホッケ狼はないの?」とかいう質問は無 し。はい。機種はメッサーシュミットだけでした。

パーツ構成です。計14pcs。オマケでしょうか、車輪とそれを止めるビスのパーツが1個づつ余計に入っており、実質12pcsしか使いません。成形色は 銀。銀プラにつきもののウェルドラインは見当たらず、一般のプラモの素材とはちょっと違うかも。
あと飛行機プラモでお馴染みのクリアーパーツはありません。「キャノピーは想像力で補え」とは・・・コペルニクス的逆転の発想()・・・。
※ビッグワンガムのF-4ファントムの キャノピーもそうだったような。

モールドは主翼と水平尾翼にゴツイ凸が何本か。もっともこれは上面のみで下面はツルツルです。






小物類のパーツです。うわ・・・何というかすんげーラフ。同じ昭和モノでもLSの彗星艦爆が絶賛されたの が良くわかります。ま、あれは名作なんですが。

ボックスアート(っていうのかな?)。機首のトンガリ 具合はBf109というより・・・Me262っぽい(笑)。表題に「メッサーシュミット戦斗機」とあります。闘ではなく斗であるあたり、時代を感じさ せますねぇ・・・

黒煙を吐きつつ反転している敵機は、コルセアでしょうか。





台紙の下半分は組立図です。こ れもなんというか・・・素朴というか昭和というか(笑)。

ちなみに台紙の裏はなにも記載なし。だからこのキットのメーカーに関する情報は判りません。吊り下げ用の大判台紙にもありませんでした。たぶん自宅兼作業 場みたいな、個人操業のメーカーが作っているんでしょうねぇ・・・

というわけで12pcsのパーツをパチパチくみ上げ、透明シールを貼ってハイ完成。継目処理とか塗装とか、もはややる気も出ませんでした。合いはすんげー ラフで、胴体後部だけはMr.セメントSPのお世話になりました・・・。ここだけは「何か負けた感」。うーん。



〜完成〜





完成したメッサーシュミット。なんというか・・・スケールモデルとしてみると色々とツッコミどころも多い のだけど、それら一切合切を「これは昭和時代の駄菓子屋プラモだよ?まったく野暮だねぇ」の一言で押し切る説得力。日の丸貼って「これは飛燕だ」でも通るでしょうよ。その点でから言うと、誰の批判も受け ることの無い好キットだよなぁ・・・

一つ残念な点があるとしたらこれ一種類しかなかったってことですか ね。スーパーカーブームの頃はこうした駄玩具プラモがわんさとあったようなんですが、もし金型が残っているのであれば再販しれほしい・・・いや、無理か。

何はともあれこのような珍しいものを紹介してくれた知人と、
昭和30年代の駄菓子屋を再現したお店に感謝です。オクで探されている方はこの手のお店を一度覗いてみてはいかがでしょうか。

では。

2021年8月29日
完成

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