Char'sZaku (Old ver.) Bandai 1/60  私：あけおめ〜ス！ 生きてますかーッ！！ 先輩：・・・ああいう 乱痴気漢が世を乱すのです。正月から騒々しい。無意味なハイテンションほど不愉快なものはありません。どれ、脳天に一発「おとしだま（拳骨）」でもお見舞いしましょうかね。 私：こにゃにゃち わっ。おや？いつにもましてオカンムリ。さてはパチンコで負けたでしょ？正月からツイてませんねぇ。 先輩：ふん。僕が亡国遊戯になど興じるわけがないでしょう。パチンコとゴルフ、バスフィッシングは僕の敵ですよ？ 私：ニョホホホ ホ。それはざんねん鼻毛賞。といわけでせっかくの正月休み。久々にガンプラでもやり ませんかぁ？ 先輩：ほう、ガンプラ・・・君は純スケールモデラーかと思っていましたが。なるほど。君もついにガンプラモデラー、つまり異世界の住人というわけですね。せいせい します。もう「こちら側の世界」に戻ってこなくて良いですからね。 私：いや、オイラも基本的にはスケールモデラーですョ。ただ実家の地方では、各家庭で「正月はシャアザクを作る」という習わしがあります。「去苦（ざく）」ともい う縁起物なのですよ。 先輩：何が縁起物です。デタラメな当て字をして。「正月は酢だこを食する」の間違いではないの ですか？こじつけで「今日は○○の日」なんてのと同じレベルの発想です。・・・しかしまあ、ザクがプラモ界に為した善 行は確かのようですね。そこは僕も認めます。 私：おおぅ、なるほど。たしかにザクは酢ダコににています。一体どこで取り違えたんでしょう？まぬけな人も居たもんですね。アハハハハ。 先輩：また適当なことを言って。失敗したからといって「どんど焼」で燃してはいけませんよ。プラを燃すと異臭がします。 私：まあそう言わず。このシャオザクを作って神棚に飾り、今年一年の無病息災を祈りましょうよ。悪気は無いんだから。 先輩：君など「太陽系戦隊ガルダン」の”バ ク”でじゅうぶんです。どうせ思考回路もバグだらけでしょう？ 私：今、本家より「ガルダン」とか「ガンガル」とかのパチモンの方がチョーお宝キットっスよ〜(ﾟдﾟlll）。 注）この製作記にはフィクションが含まれていま す。 〜製作開始〜
先輩：80年代初頭の貨幣価値からすると現在では ￥4000程度でもおかしくない内容です。値段据え置きとは、一体どんなマジックなのか知りませんが、「星野マークさん」も見習うべきですね。それにしても10cm×24cm×39cmとはでかい箱で す。ハレの日にふさわしい貫禄です。 私：ボックスサイドは完成見本ですね。この躍動感の無いぎこちなさ が、いかにも旧キットって感じで素朴ですよね。やっぱガンプラは旧キットに限るぜぇ〜。 先輩：ガンプラ・モデラーさんのサイト情報に よると、1/60で は主役ロボのガンダムより先に発売 されたみたいですね。ザクとしてのリリース順序は1/144→1/60→1/100で、そのた め最後発の1/100が一番できが良いそうですねぇ・・・。 私：こっちは他の1/60キットですね。ぞくぞくと開発されるモビルスー ツ！ぢおん脅威のメカニズム！ ドラマチックモデルへの革新・・・！。あれ？1/60でグフやズゴックって旧キットで有ったっけ・・・？記憶に無い ぞ・・・企画倒れかな？ 先輩：ガンダムはなぜか敵ロボの方が人気あり ますよね。キン肉マンの悪魔超人と一緒です。
先輩：当時のユーザーはそんなこと気にしませんよ。昭和の時代はなにかとザックリしていたのです。 私：あれっ？イン ストは白黒ですね・・・。 先輩：旧キットシリーズの中でもごく初期のものはモノクロのようですね。後にカラー印刷のインストが登場し、鮮やかになりました。 私：ひょ〜。大 パーツ＠100円、小パーツ＠40円でパーツ一個から注文可能とは・・・これもバンザイ様。 先輩：スケールプラモでもニチモなんかは昔はパーツ単体で注文可能だったのですよ。
先輩：これだけのサイズで良く成形されていますよね。湯回り不良やパーツ割れをチェックしませんか。 私：おっ、コマの差し替えでちっ ちゃいシャー少佐のパーツもありますね。 先輩：Wikipedia によると彼は性格が「陰気」だという理由で一度左遷されています。序盤で安室に殺されていたらガンプラの歴史は変わっていたかもしれません。 私：いや、途中で 死んでもどうせ「影武者だった」とか、変な「大人の事情」で復活していますよ。釣りキチ三平 の魚伸さんや北斗の拳のトキだって後で設定が激変してるし・・・ 私：ゲッ。モノアイ用のムギ球こうてくんの忘れてもうた！ 先輩：ムギ球なら僕が持ってますよ。本来なら一個10万円のところ特別に15万円で譲ります。 私：うぎゃぴいぃ いい〜！！！
〽もえあがれ〜 もえあがれ〜 もえあがれ〜 がんだむ〜♪ さっそくザクザク切り出すぜ！ 先輩：お待ちなさいよ。ピンクのパーツの裏にはNo.刻印が無いでしょう？ どのNo.か判るよう、切り出す前に各パーツに印をつけるのです。ただし全部やらなくて良いですよ。混同しそうなものだけでOKです。 私：よーし、切り出すぜぇ。 はああぁああ・・・・う〜お〜あ〜、 あーーっったたたあったったったｔったたたたたたたたっ、あたっちょをををお！！！！・・・・・・お前はもう、死んでいる( ￣m￣ )。 先輩：奇声は良いから、ちゃんと無くさないように箱に纏めておきなさいよ。それと切り刻むなら「南斗水鳥拳」です。 私：各部位を組み立てるぜ。 〽きょ だいな〜てきを〜♪ 打つべし！打つべし！打つべし！ へっへっへ・・・どうだい、とっつぁん・・・一発できめたぜ・・・(˘ー˘)。 先輩：ジョー。接着剤があちこちはみ出てるぢゃねーか。ドジこきやがってこのおおばかや ろー。( ﾟД●)
先 輩：昔の記憶で誇張されているのですよ。ここはこのまま接着剤が固まるまで待機しなさい。次があります。 私：では胴体の接着が乾くまで部分塗装するかぁ。 先 輩：ライフルとオノ、ランドセル位は塗った方がよさそうですね。 私：うげっ！しまったぁ・・・。先に手首組んだらザクマシンガン構えられなくなっちった・・・ 先 輩：インスト読まずに組むからです。ナイフで接着面をもう一回割ってはめるしかないですね。
〜完成〜
先輩： やっとできましたね。お疲れ様です。新年です。まあ一杯やりなさい。 私：頂きま〜す （ゴクゴク）。くぅ〜・・・効く〜・・・。もう酔いが回ってきた！ ホキョアアアア！！ 私：でわでわ、 さっそくブンドドするぜぇ。まずは拳を振り上げ、「いくぞッー！！ １、２、３、ダァ−ッ！！」 先輩：「ダアーッ！」だけではありませんよ。 「オー！」にもなります。 私：しかし、この シャアザク、見れば見るほどカッチョええですねぇ・・・。 先輩：僕もガンプラの事は詳しく知りません が、何でも旧キットでは設定画よりも少し寸胴にアレンジしているのだそうですよ。 私：いや、この寸胴なスタイルこそザクです よ！ やはりザクは旧キットに限るぜぇ・・・！ ザクの前にザクは無く、ザクの後にもザクは無し。まさにザク以上でもザク以下も無い真のザク・・・すなわ ちッ！！ 先輩：何をザクザク呟いているのです。意味が 良く判りませんが？ 酒癖悪いですねぇ。 私：痩せたザクなどこの世に要らねぇ！！
ボディ・アラ〜イヴっ！！ ヽ(♯ ﾟдﾟ ）ノ 先輩：・・・さて総括です。いにしえの旧ガンプラのビッグキット、作った感想はどうでした？ 私：うん、でかい キットっていうとパーツが多くて大変そうな印象だけど、アッサリ出来てしまいましたねぇ。マジ作りしなくても成型色を生かした部分塗装だけでも十分じゃね えすか。改めて旧ガンプラを見なおしましたよ。なんでスポット品なんだろ？
先輩：バ ンダイさんも あと何年ガンダムで引っ張るつもりか判りませんが、スケールキットよりははるかに進化しています。バンダイさんがスケールプラモに復帰したらエラいことに なるでしょうよ。その意味ではガンプラは「功」と言えましょう。スケールメーカーも「一見さんお断り」だなんて設計姿勢を見直す時期かもしれませんね。 先輩：というわけで、 「こちらの世界」に戻る前に、もう一作ガンプラをこしらえませんか？じつは僕も年末にズゴックの大物を一つ買ったのですよ。新年の挨拶として君に進呈しま す。これを作り、おおいに栄気を養いなさいよ。 私：ひょ〜っ！あ りがとうございます！！・・・っていうか、こりゃまたアレンジの効いた「ズゴック」ですが？ 先 輩：僕の田舎ではこれを「ズゴック」といいます。年末年始ははやりコレ。ロシア産の安物ではありません。北海道産です。獲れてすぐに浜茹でして急速冷凍したものです。この赤 い色合いなどまさに”シャア専用”ではないですか。中 身は僕が利用しましたが、プロポーションキットとおもえば何でもありません。それとも自前でメカを仕込みますか？マイコンの勉強にもなり一石二鳥です。 私：さーて、家帰って呑み直すか〜！お邪魔しました〜。 先輩：待ちなさい！この大量の毛ガ・・・ズゴックを持ち帰るのです！とりあえず持ち帰りなさい！こらァ〜(# ﾟДﾟ)！！ 注）この製作記にはフィクションが含まれていま す。 謹賀新年 聖寿万歳
本年も宜しくお 願い申し上げます。 2018年１月6日完成。
|
| Copyright 2012 KOZY-Syouten ALL Rights Reserved |