ブラーゴ社について

ブラーゴ社(Bburago)製ミニカーといえば1/181/24のスケールで各国の有名車を多数リリース。一昔前(1990年 代)ならスーパーのおもちゃ売り場などでも沢山見かけましたね。

当時の輸入代理店は成川商会。細部は甘いながらも全体の雰囲気はとても良く、「大きいトミ カ」といった感じ。そのトイらしさが返って同社製ミニカーの味わいとなっている不思議なメーカーです。

おおらかな出来故か本格的なミニカーマニアからは冷 遇されている節のあるブラーゴ。
その魅力を再検証したいと思います。


現 在主流の精密ミニカー(ミニチャンプス、京商、オートアート等)と異なり、細部表現は甘くオモチャっぽさ全開な雰囲気。というより逆にそれが味わい深い。 大らかで陽気なイタリア人の国民性でしょうか。それでいて全体のプロポーションが良いという絶妙の味。価格が手ごろなのもうれしいです。

ボディは重量感あるダイキャスト製。細部塗装を省く一方でポイントは抑えていて全体の雰囲気はとても良いです。一度分解して細部塗装をし直すファンもいるとか。ブラーゴ・ミニカー用の別売りディティールUPパーツも(スーパートランスキット)存在した。










マテル以前は、フェラーリ社のモデルも数多く手掛けていました。当時モノ(
Mede in ltaly)は現在でもヤフオクで人気があります。








こうして並べることで、プチ・スーパーカー博物館になります。

大きさの割にとてもリーズナブルな価格とソコソコの出来、さらにはミニカー専門店でなくとも入手が容易であったので、大スケール・ミニカーコレクションの入門用として最適です。ボディカラーのバリエーションも豊富でした。

当時日本でミニカーと言えばトミカやダイアペット等の手の平サイズ。車のプラモデルは1/24が一般的でした。そこへ突然出現した1/18のインパクトは相当なものだったと思います。そもそも1/18スケールのミニカーは大物好きなアメリカ市場を狙ったものであり、同社がメジャーに育て上げたジャンルなんだそうです。

今でこそ廉価でチープな出来といったイメージのブラーゴも、それは近年の京商ミニカー、オートアート、ミニチャンプス等と比較して、という話であって、80年代後半〜90年代は1/18ミニカー=ブラーゴといっても差し支えないでしょうか。

90 年代に隆盛を誇ったブラーゴ社もマテル版権問題や、チャイナ製ミニカー台頭の影響で、残念なことに2000年代に一度倒産した?らしく、一斉に姿を消して しまいました。が、近年マイストグループ傘下でブランドが復活したらしく、無事リリース再開となりました。現在の輸入代理店は京商。復活に伴い旧作の再販 も期待したいところです。




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