ハセガワ 1/72 F-15E デュアルロールファイター(凹)

F-15E  Dual Role Fighter Hasegawa (凹) 1/72

ハセガワの1/72 F-15E(凹)デュアルロールファイターです。前回ヨーロピアン・ワン迷彩のF-15Eを製作したら、ガンシップグレーの機体も作ってみたくなりまし た。もっとも、前回のストライクイーグルが旧凸版ベースのキットに対し、今回製作したものは凹版ベースのキットになります。

F-15Eの原型になったF-15B改造機(
シリアル71-0291)は、コンペでF-16XLに競り勝って正式に採用されました。それで、正式採用後の量産型初号機として新造されたのがこのシリアル86-0183になります。同じ機体は近年タミヤWBシ リーズに加わったイタレリの1/72F-15Eでもモデル化されていて、このマーキングになっています。

さて今回製作するキットは1988年に発売されたハセガワ1/72新版のイーグルのバリエーションキットで、D/DJ型のイーグルに、コンフォーマルタン クや爆弾、ランターンポットを追加した「お手軽仕様」です。細か い事言うとE型は
D/DJ型とパネルラインも結構違うし、コンフォーマルタンクのパイロンや主脚庫扉の形状とかも違うから、正直な ところまだ中途半端。何しろ別売りパーツメーカー(ウルフパック)からアップデートパーツが出ていた位です。

とはいえ当のハセガワ自体はそのままの状態で20年位 定番としてカタログに載っていたんだから案外人気商品だったのか も知れません。ハセガワがようやく重い腰を上げたのが2012年。前述の指摘点には新規パーツで対応し、リニューアルされました。リニューアル版登場によ り本キットはカタログ落ちしたようですが、物がモノだけに別段惜しくないかも知れません。

ちなみに本キットのF-15Eは「ストライクイーグル」ではなく、「デュアルロールファイター」。これは製造メーカーのマグダネルダグラス社(当 時)がストライクイーグルという名称を嫌った?ためであるとか。これは良く知りません。ハセガワ1/48のF-15Eでもデュアルロールファイターのキッ トがありました。


実は私、ハセガワの1/72F-15の凹版作るのは今 回が初めてです。凸版ならガキの頃さんざん組んだのですが。さて、無事に完成とあいなりますでしょうか???


〜製作開始〜




今 回製作するキット(個体)です。箱絵の右下に「新金型ファーストロット」と記載された初回版。仮組してそのまま放置してました。今から考えると製作に頓挫しゴミ箱行きになるよりよほどましでした。本キット、昔から不思議でしか たないのは箱絵に描かれた機体の色。何故かガンシップグレーでは無く、ベー ジュっぽい色です。箱横の作例写真やハセガワカタロ グの作例写真も同じ感じ。何なのでしょう?

キットパーツ構成です。機首を別体とし、左右割り。全体に綺麗な凹彫りが施されています。基本的な割りはイーグルとしてはオーソドックスだと思います。た だしエアインテークやエンジンノズルが細かく分割されていて、ここらへんが組みたてのネックになってきそうです。コンフォーマルタンクとクラスター爆弾は 凸版と大差無いように見えますがこれも別金型です。

デカールです。F-15E量産初号機(
86-0183) と405thTTWの2種類。実戦飛行隊のものが無いのが少々不満ではありますが、それはそれで335TFS”シーモアジョンソン”のキットがあったから まあ、いいか〜。にしてもこの量産初号機、イタレリの1/72やタカラトミーの技MIXでモデル化されていて、案外人気あるマークなんでしょうか??


コ クピットです。計器盤は80年代後半らしく凸モールド仕上げ。一応、細かい塗装が苦手な人用にデカールも用意されています。まあ1/72だからどちらでも 全体の見栄えは変わらないと思います。今回は塗装仕上げです。フロア全体をエアクラフトグレー吹いてからエナメルのツヤ消し黒でインパネを塗装。はみ出し た部分やス イッチの頭をエナメルシンナーを含ませた綿棒でこすればOK。

ACESUです。4つのパーツで構成され
シートベルトまでモールドされていま す。これは1/72キット付属品としては出来の良い方。今回は複座型なので直接関係ありませんが、単座型のキットではこれが一個余るので他のACESUを装備した機体(A-10やF-16)に転用可能です。

コ クピットと前脚庫を挟みこんで機首左右を貼り付けました。ここの合いは良いです。AOAセンサーは元のモールドが潰れ気味だったのでドリルで彫り直して伸 ばしラ ンナーで再現。大抵は虫ピンを使う人が多いようです。ついでにキャノピー後部(E8パーツ)も取りつけます。このE8パーツ、左側面(赤矢印箇所)が何故か荒 れていますので、ヤスリで均します。


胴体上面パーツにエアインテークのと可変ランプを取りつけます。エアインテーク内部は組立後では塗装がし にくい箇所なので先に塗装しておきます。

胴体上下パーツを接着しました。ここの合いは特に問題は無いようです。

胴体に機首を取り付ける前に、機首側面とエアインテーク内側をガンシップグレーで部分塗装します。この箇所も組んだ後では非常に塗装がしにくい箇所で、 イーグルのキットではいつも悩みます。


機首と胴体を接着しました。ここの合いは案外良いです。接着後に言うのも何ですが、このキットの場合、機首と胴体は別々に塗装してから接着するのもまた有りだと思います。

主翼を取りつけます。ここの合いも概ね良好。下面は少しスキマが出来ますがまあ目立たない箇所なので溶きパテで埋める位で良いと思います。ここで一旦、各 部の合わせ目をスポンジヤスリ等で均しておきます。

コンフォーマルタンク(CFT)を取り付けました。このタンクは合いがかなり悪いです。一発での接着はかなり難しいので、始めに前半部を流し込み接着剤で なるべくスキマが出ないように接着してから後半部を同様に接着します。


アイリスカバー(ターキーフェ ザー)を取り外したF100エンジンノズルを組み立てます。エンジン一基あたり計22個のパーツでメカメカしく再現されています。本キットの難所?とされています。しかし何も難しいことはありません。まずは5個からなるD11パーツの接 着面(側面)をスティックヤスリで軽く均し、接着面積を確保します。

次にD11パーツを円筒に組みます。フリーハンドで組むと歪むのでここは適当なペンの軸を治具にします。これを内側に当ててなるべくD11パーツが真円になるように接着 していきます。接着剤は流し込みタイプが良いです。固まるまで治具に当てておきます。

D11パーツが組みあがったら、ロッドD13パーツを接着します。一基あたり計15本。あせらずのんびりと。ピンセットで弾かないように注意。最後に基部 D5パーツに収まるかどうかチェックします。歪んでいなければきちんとD5に収まるはずです。


塗装です。量産型のF-15Eはガンシップグレー1色なので塗装はかなり楽です。もっとも、単調になりが ちなのでシャドウ吹きやウオッシングで退色感を出した方も多いとか。今回は汚し塗装にチャレンジします。

細部やその他のパーツもどんどん塗装してしまいます。

デ カールは箱絵のF-15E量産初号機としました。このキットもまた、細かいステンシル類が多いです。いよいよ終盤、ここで焦ってもロクなことないので、少 しずつ2〜3日位かけてのんびり貼り付けます。デカールが乾いたら汚し塗装やスミ入れをして、仕上げにツヤ消しのクリアー吹いてツヤを整えます。





最後に小物類を取り付けて、完成になります。


〜完成〜








完 成したハセガワの1/72F-15E(凹)。うん。なかなかカッコいいじゃねぇすか。ガンシップグレーのF-15Eも精悍です。2012年に発売されたリニューアル版も作りたくなってきました。

キット自体は、ネットの評判で言われているほど難物キットではなく、案外あっさりと組めてしまいました。舶来物などは、 そもそもパーツの寸法精度自体がチグハグな物があるから、それらと比較すればまだ良い方だと思います。一つ一つのパーツを丁寧に処理していけば非常に組み 易い部類でしょうか。大昔に買ったの初回版だから金型がヤレていなかったせいかもしれません。

実際のところ、前回製作した凸版のF-15Eよりも短期間で完成してしまいまし た。まああれは迷彩塗装が面倒でしたから。しいて難点をあげるとすれば、コンフォーマルタンク(CFT)の合いの悪さでしょうか。これは凸版のF-15E よりスキマが大きくでます。しかしながらリニューアル版ではCFTも新規パーツだからこれも改善されている(未確認です)ことでしょう・・・

実は私、
ニューアル版のF-15Eは買っていません。オール新金型ではなく追加パーツだったのでイマイチ購買意欲が湧かなかっ たんですよね。でも今回製作してみた感じではベースキットの出来が案外に良いので無理に新金型でなくても十分な気がしました。

ハセガワの1/72イーグル、凸版も良いけど凹版も良いキットだと思います。



今回の反省点。
@マークソフターでフニャフニャのデカールを上から指で押さえ、一部欠損。
Aデカール貼りつけ位置がややオカシイ所あり。

デカール貼りは相変わらず苦手です・・・。



2013年6月27日完成。


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