エレール 1/72 F-4F ファントムU

F-4F Phantom II Heller Bobcat 1/72



1/72 F-4FファントムUです。おフランスはエレール社、ボブキャットシリーズ。年少者向けのいわゆるスナップキットってやつですね。案外にレア?なキットで す。
MA 誌96年12月号でちょこっとだけ紹介されていて、それによると83年頃に発売されたものだとか。

日本では80年代後半にグンゼ産業(クレオス)が「世界の翼(WINGS OF THE WORLD)シリーズ」と銘打うちエアフィックスやエレール、エッシーのキットを輸入販売していた時期があっ て、その中の一つにもこれと同じキット(記念塗装の赤いファントム)があったから、当時を知る人は覚えているかもしれません。同種のキットしては他にC- 160トランザールや、F-16A、ハリアーT4がありました。

ちなみに、実機のファントムUのF型は西ドイツ(当時)仕様なんだけど、日本では空自のEJ型の方が人気あるので(そらそうだ)欧州機であるF型の人気は イマイチですかね。昔通っていた模型店でも、ハセガワ1/72のF-4F(凸)が5000thファントムUと共に大量に売れ残っていたのを思い出します。 売れ残るほど大量に仕入れるお店もどうかと思いますが・・・

キッ トの方は、スナップだから出来はそれなり。組み立て易さと希少性以外にこれといった取り柄はありませんが、キットの性格を考えるとディ テール云々を言 うようなお品物ではないと思います。それよりもスナップキットならではの工夫が随所に施されていて、これはこれで面白いです。ここは パッと作って適当に塗装し仕上げるのが精神衛生的に良いですね。

完成させれば案外見栄えするかもしれませんよ??


〜製作開始〜




今 回製作するキット(個体)です。家の整理してたら段ボール箱から出てきました。何処で買ったか正確な記憶がありません(汗)。たぶん2000年頃にユザ○ ヤ大和店だったかなぁ・・・?そういえばユ○ワヤってプラモの取り扱い止めちゃったんですよねぇ。

キッ ト構成です。さすがはスナップキット。ファントム形状を23pcsで構成しています。パーツの割りはファントムUのキットとしてはオーソ ドックスなもの。この機のプラモは大概どのメーカーも似たようなパーツ割りになりますね。パネルラインはあっさり目の凸。ミサイルや増槽の類は一切無し。 他には
おまけで接着剤と塗料と筆が同梱されています。何だか微笑ましいです。

マークは、通常の水転写式デカールとビニールシールの2種類ついてどちらか好みで選ぶようになっていま す。子供だったらシールかな。まるでカバヤのビッグワンガムを思い出しますねぇ。


面倒な脚カバーや脚柱も極力一体化するなど、シンプルさと強度を確保 していて、完成後に子供が遊んでも壊れ難いようになっています。





タイヤのダボ穴は四角になっていて、はめこみ易くなっています。

キャノピーも最後に上からはめこむように工夫がなされています。





インストはこの一枚。まさにでっかいビッグ1ガムといった感じ。一 応、塗装図が示されているものの、具体的なカラー指定は無いです。しょうがない からストックにあったハセガワのF-4Fのキットのインストを参考にします。

付属品としてはハンブロール製の水性塗料(ホワイトと ブラック)、接着剤と筆が一本。実用的な付加価値としてはほぼ意味無し。宣伝効果的なものですかね。接着剤は木工ボンドみたいな感じ。チューブ内で既に固まっていました。




まずはいつも通り台所用洗剤にて2〜3時間ほど漬け置き洗い。なんせ 舶来キットですからね。

スナップキットの「はめ込み式」の特性上、各 パーツの「ダボ」はキツめの設定になっています。これはこれで融通が利かなかったりして面倒だから、少し削るなどしてダボのはめ合いを緩くしておきます。

仮組みして合いをチェックしてみました。意外(失 礼!)にもパーツの合いは良く、これは嬉しいサプライズ。いくらディテールが良くてもパーツ同士のスキ マや段差でガタガタでは本末転倒ってもんです。たとえスナップキット でもあっても、こういう基本的な部分を抑えているエレール社の姿勢は良いとおもい ます。きちんと組めてなんぼのプラモですからねぇ。




どうでしょう、このはめ合いの良さ。先に述べた通り、F-4ファント ムUのプラモは大抵どのメーカーでも似たようなパーツ割りになっています。従って注意すべきポイントもほぼ一緒。エアインテーク周りと胴体-主翼上面、そ れ とエンジン付け根部分。大抵このあたりが段差やスキマが出来やすい。本キットはこれらの合いが良くて非常に良い感じ。これでディテールが良ければかなり高得点です。

ここで気付いたのですが、胴体下面にスパローミサイ ル用の凹みが無視されていること。いや確かに実機のF-4Fはスパロー運用できないんですが凹み自体はあったような・・・。まあスナップだからどっちでも 良いです。






コクピットパーツはこの一点のみ。フロア内はエアクラフトグレー、 シートは艶消し黒とオリーブドラブ。キャノピー越しに殆ど判んなくなるから塗り分けは適当で良いと思います。シート上部は胴体パーツにモールドされている のでそちらも一緒に塗装します。

コクピットを挟んで機体を組みます。先に述べたように合いは良いので、接合面を軽くスポンジヤスリで均す程度でOKOK。下手げに接合面消そうとすると変 形するので適当に。エアインテーク内部は先に塗っておきます。あとは迷彩塗装です。

迷彩塗装は、ハセガワのインストを参考に上面をオリーブドラブ/エアスペオリティブルー、下面はシルバー。上面は本当はエアスペオリティブルーでは無く、 バサルトグレーという青みがかったグレーなのですが、混色が面倒なのと塗料の在庫処分(※コラム参照)を兼ねて今回使用しました。
エアスペオリティブルーはかなりケバい色なのでスモークグレーをオーバーコートしてトーンを下げました。






あとは細部と小物類を塗装して終了。デカールもそんなに数が多くないのでパパッと貼ってしまいます。最後に、半ツヤのクリアーを吹いて足回りを取り付ければ 終了、です。











完 成したファントムU。ちょっとノーズが細い気がしますが。。。大体ファントムUの形になっているからいいですかね。色合いは、グレーの青味が少し強す ぎたのと、オリーブドラブではなくカーキグリーンの方がイメージ的にしっくりくるかなぁ・・・。どのみちスナップキットなので細かいツッコミは無しという ことで。

全体的にはこうして組んで色を塗ると、パッ見で普通のキット完成品と変わりませんね。スナップながらそれなりに良く出来たキットだと思います。特に合いの良さは同時期の国産キットと同じレベルでしょうかね。

このキット、かなり早々に組みあがってしまいました。製作に要したのは実質3、4日位。増槽やウェポン類も無いし、非常に易しいキットでした。たまにはこういうのも良いかも知れませんョ。


2013年4月15日完成。


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