あちらの世界をのぞいてみようA

以前、少しガンプラのお話をしました。当HPはスケールモデルやミニカーがメインなので、詳しく紹介する気はないのですが、あれ以降、スケールモデル製作の合間のちょっとした息抜きというか、裏メニュー的にガンプラでポツポツ遊んでいたります。「純スケールモデラー」を公称する人でも、密かにガンプラを楽しんで居る方も意外に多いかもしれません(?)

私くらいのオッサン世代は俗に「ガンプラ世代」と言うのだそうです。しかし私の場合これがまたビミョ〜で、ほんの2、3年程の差でストライクゾーンは外れなんです。どちらかと言うとガチャガチャのガン消し、イラストが描かれた丸や四角のメンコ、森永チョ コスナックのミニガンプラなど、より年少者向けの商品の方が記憶としては残っています。

今のブームからするとちょっと意外かもしれませんが、80年代初頭の「第一次ブーム」の後、つまりTV放送終了後のガンプラは店頭から消え去ってしまって、ほとんど見かけなかったでしょうか。だからガンプラはそれほど 数多く作った記憶はないし、大して欲しいとも思わなかったのです。むしろキン肉マンやファミコンなどの新興勢力に夢中だったんですね。


しかし、昨年の夏休み(2016年8月)、塗料を調達しに某量販模型店にいったら旧キットの再販セールやっていて、気まぐれに何個か買ってスケールモデル製作の合間に無塗装素組(あるいは部分塗装)で何個か作ってみたところ・・・


これがナカナカ良かったのですよ。


個人的な好みからして、ガンプラは第一次ブームの旧キット(いわゆるファーストガンダム)のスタイルが武骨でしっくりきます。あからさまに出戻りモデラー狙ったMG以降の ガンプラは、ゴチャゴチャと変にアレンジされているからピンと来ない。「ガンプラは旧キットしか認めん!」というファンが多いのも頷けます。私も認めん。

 それで、色々とガンプラを取り扱ったサイトさんを見て回ったのですが、何でも旧キットの中でも1/100スケールの物が傑作が多いのだそうです。確かに1 色成型の1/144より、3色位で成型された1/100が無塗装素組でも見栄えがしますよね。あれらはおおよそ8歳〜10歳の少年を対象としているから、 子供のおサイフにも優しいよね。

1/100 シャーザク 3色成型でシール付き

ぞくぞくと開発されるモビルスーツ。
ぢおん驚異のメカニズム!

それにしてもこの値段・・・ガンプラの旧キットって35年以上、なぜかお値段据え置きでなんですよねぇ。買う側からすると「バンダイさんバンザイ」と言いたいところですが、その裏で 「冷徹すぎるコストカット」しているかもしれないと思うと、少し背筋が寒くなる・・・。まあタミヤさんのスケール物みたく、再販で当時価格の2倍〜3倍なのも異常だとは思 うけど・・・。

製作面でも「すごく親切」だなと思うのはパーツの裏などに刻印が有って、ランナーから切り離した後でもどれか判るようになって いますね。あと、パーツ請求もランナー1枠単位ではなく、パーツ1個単位から請求できるのも嬉しい。請求の理由「こわした/なくした」を問うことで、以降の製 品にフィードバックしているのでしょうか。


こうして見るとスケールプラモに比べてガンプラってユーザーにとにかく親切に作られているんだな、と感心させられることしきりなんです。今のキットは多色 成型により塗装フリーを実現するなど、親切な部分を伸ばしていったからこそ、老若男女に広く親しまれる分野に成長したんでしょう。ミカン星人、口だけモデラーってな手合いもこりゃ少ないな、きっと。

スケールモデルは80年代に商業模型誌などで精密正確路線に突っ走って、やれ「修正だ、ディテールアップだ、バーリンデンだ」「重箱の隅つつくようなアラ探し」なんて風潮があって、この極 度なマニア化がビギナー離れに繋がっていったようなところがあるのですが、近年、スケール至上主義を見なおす意見がだんだん出ています。

と はいえ、あまり親切すぎるキットに慣れてしまうと、何かと出来がアウトローな、大昔のスケールモデルや舶来プラモに対応することが出来なくなりそうで、そ れはそれで問題なのかも知れません。昔のキットって、結構いい加減なのが多いからなァ・・・。いや、あれはあれで"味”なんですが(笑)。


2017年1月8日

 コラム


TOP


                  Copyright  2012 KOZY-Syouten ALL Rights Reserved