モーターライズのカーモデル

つ い2年ほど前、2010年頃、タミヤのから1/24カウンタックが再販されました。カウンタックといえばスーパーカーの代名詞、我らの世代にとってスター 的存在で、プラモやミニカーなど星の数ほどモデル化されましたねえ。もちろんタミヤのLP500Sも作りましたョ。このキット、たしか初版〜2000年こ ろまで定価¥700で売られていてその後絶版。 再販されたキットは3倍以上の価格もさることながらモーターライズ機構まで省略されていたので結局買わ ず。ディスプレイで作るかモーターライズで作るかは客が決めれば良いだけであって、これは全く大きなお世話です。

そういえば私がガキの頃 は1/24のカープラモは大抵がモーターライズでした。パーツも鮮やかな色プラ成型で、塗装無しの素組でもソコソコの仕上がりになりました。もっとも年少 モデラーは色を塗るなどという概念が無かったため、買うやいなや一目散に家に帰り製作に掛ったものです。

当時のカーモデルは大 抵、箱を開けると独特の匂いと共に目に飛び込むのがボディと帯止めパックされたタイヤとホイル。シャシーその他のパーツ。さらに金具、ピニオンギア、ギア シャフトが同梱され、メカメカしくも高級な雰囲気。モーターと電池は別売りで、さらに良いのになると麦球によるライト点灯とか、変速ギアとか凝ったギミッ クの物もありました。「動く」ことを強烈にアピールしていたわけです。

たまにしか貰えない大切なお小遣いを握りしめ、おもちゃ屋や模型店であれこれ吟味した結果買ったクルマプラモを組み立てるのが何よりの楽しみでした。資金 に余裕があればモーターが入手出来き、苦労して配線し完成させ、恐る恐るスイッチを入れるとガーッと車輪が回る様は身震いするほど感動しましたねぇ。当然 走らせると壁に激突してバンパーやミラーが取れるわけだが、それを再度接着したりして。イヤー、動くモデル。枕元に置くほど気に入って、本当に楽しかっ た。

タミヤ、フジミあたりが 「走らない」フルディスプレイ・モデルをリリースしはじめたのが80年代後半。私ら子供にはつまらなく見えました。その後徐々に勢力を伸ばし90年代に入 るとアオシマですら追従する形で旧キットからモーターライズ機構を廃したキットが主流になり、走る車のモーターライズキットはすっかり廃れて、今ではごく 僅かとなってしまいました。まあ「可動派」はRCカーやミニ四駆、スロットカーという選択枝もあった訳で、中途半端な位置づけだったんでしょうか。この流 れを作ったタミヤは皮肉にも、モーターライズと決別するのがアオシマより遅かった。

今現在となってはプラモ を作る子供は減少し、ユーザーも高年齢化しているので、あえてモーターライズで作る人はごく少数派だとは思うし、私自身、もしモーターライズでカーモデル を作っても破損の危険がある走行などしたくはないと思いますけど、メーカーも再販するからには、やはり当時を偲ぶ上ではモーターライズ機構は排除して欲し くはなかったかなと。買ったあとは作る側(お客)がどちらかを選ぶから。あの、A4サイズのパッケージに工作の夢がいっぱい詰まった、モーターライズキッ ト、絶滅してほしくないですねぇ。



〜モーターライズキットあれこれ〜
※注:すべて絶版品です。

@タミヤ ホンダ・シティターボ


実 車もプラモも人気だったホンダのシティ。モーターライズとディスプレイを選んで組める傑作キット。実車はFFだが、プラモだとRR。小さなボディで小気味 よく走ったなぁ。オマケでヤング・ボーイ(笑)とモトコンポ付き。箱絵のヤング・ボーイは某香港俳優に似ている。なおター ボ以前のモデルは金型修正で再販不可。アオリで高値となっている。



Aタミヤのカウンタックとストラトスターボ


昔の田宮もモーターライズキットが多い。箱にスピード競技用と書かれており、ミニ四駆以前はスケールモデルによる走行競技会がデパートの屋上で催されていたのだとか。カウンタックの再版モノではモーターライズは廃されている。



Bアオシマ 330セドリック

いまなお人気なアオシマ旧車軍団も、元を辿れば80年代の「ザ・チューニングカーシリーズ」がルーツ。現行キットの不要パーツには電池ボックスやモーターベースなどかつての名残がある。同シリーズは前輪サスのピンが細くて折れやすく、ここの組み立てが最大のヤマ場だった。



Cアオシマ Y31セドリック

バブル期に実車も人気でフジミとの競作になったY31型セドグロ。アオシマが従来のモーターライズ(初版)に対し、フジミは完全フルディスプレイで前輪ステアさえ切れない。ただし出来自体はフジミの方が良い。アオシマがモーターライズと決別したのは90年代前半で、田宮より古い。



Dニチモ フェアレディ2000

艦船プラモで有名だったニチモのカーモデルもモーターライズとディスプレイ鑑賞を両立させた好キットが多く、出来はナカナカ。



E東京マルイ KPGC-10レーシング
 
日本最大の銃器メーカー、東京マルイがリリースしていたカーモデルはどれも傑作と呼び声高く、ヤフオクなどで高騰することもしばしば。




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