是か非か、限定キット

前回、なんちゃってキット列伝で もとりあげました、デカール変え限定版キットについて思うところを書きたいと思います。よく我々が模型店に足を運びますと、昔ながらの定番とは別に、いわ ゆる「デカール変え限定版」って商品があります。大抵は箱絵ではなく写真箱で、体裁からして定番商品と異なるので一目でそれと判ります。



この限定版、ハセガワの飛行機プラモが圧倒的に多く、他にフジミ、アオシマのクルマでも少々あります。ハセガワの場合は大抵がなにかの記念塗装機だった り、特定部隊のマーキングだったりします。値段は定番よりお高め。文字通り「限定商品」なので売り切れると入手困難。これが楽しみなコレクターも多いので はないでしょうか?


ハセガワがこの手の商品(SPシリーズ)をリリースしたのは89年頃だったと記憶します。それ以前は下記写真のごとく定番商品にサービスデカールを付属し ていたわけです。これでお値段据え置きだったから、今からするとサービスの良い時代でした。その他「ハセガワデカール」なる別売りデカールもリリースして いましたが、何故か途中で展開を止めてしまいました。




また初期のハセガワ限定版は現在のような写真箱ではなく、きちんと絵師によるボックスアートが多く、それなりにコストは掛けていたようです。ハセガワも 90年代は鉄道模型とかスーパースーパーシリーズとか色々新企画を繰り出していた時代で、この限定版はそれなりに定着したらしく、徐々に定番商品を押しの ける形で模型店の一角を占めるようになりました。


定番に比べて高価なので敬遠されがちな限定版、逆に市販の別売りデカールを買った場合はどうか?この場合は別途キットは必要となってきま す。なのでキット込みの価格で考えると案外割安だったりもします。物によっては定番と同じ価格だったりするので、定番だけでは物足りないユーザーにはそれ なりに受けているのでしょう。




私の場合、買うのはほとんど定番がメインで、限定版はめったに買うことはないのだけれども、それでも長年のストックを見ると大小あわせて20個ほどはあっ たりするので、多少なりともハセガワの販売戦略にハマっているのでしょうか。でも個人的には、店頭在庫でなくメーカー在庫でもよいから定番をしっかりライ ンナップして欲しいかな・・・と思ったりもします。

賛否両論あるこのデカール変え限定版、皆さんどう思われます??



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