Ferrari F40 Bburago 1/18
数
多くの名車を手掛けてきたブラーゴ社。その中でもこのモデルほど多くのファンに愛されたミニカーは他にありますまい。実車と時を同じくして発売され、長き
に渡り販売されたブラーゴ社の看板モデルがこの1/18 F40です。フェラーリ社のノベルティモデルを務めたことでも有名。当時大変な売れ行きだったそうで、このモデルのヒッ
トにより1/18スケールが広く認知されるようになりました。
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フルオープンした状態。
大スケールらしくカウルやドアは開閉可能。エンジン等中身が鑑賞出来、まるで実車のオーナーになったような気分が味わえます。カウル内部はいい加減な塗装。気になる人は塗りましょう。 |
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ボディ形状の捉え方はバツグンで、間違いなく実車のイメージは伝わる。さすが当時のフェラーリ社公認だけある。なお量産型ではなく、F40のプロトタイプをモデル化しているのが後発のマテル、京商との違い。ボディカラーは赤以外にもイエロー等があり、またレーシングバージョンもありました。 |
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窓枠の黒フチなど細部塗装は省略。細かいことを気にしない大らかなイタリア人気質が伝わってくる。細部は自分で塗装するファンも多いとか。なぜかドア部ウインドウが無い。言われて初めて気づく程度。 |
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塗装はユズ肌ながらもツヤがありとても良い感じ。厚めの塗装は年少者がガンガン遊んでもおいそれとはがれず、シャシーも頑丈な作りです。 |
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このカウルのロックピン!オーバースケールながらも「ちゃんと」ボディ上下をホールドする。昨今のミニカーメーカーには絶対真似できない、このハッタリ。実に味わい深いものがあります。 |
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フロントフェンダーのウインカーは無く、代わりに小さな凹みが。後付けディテールアップパーツ対応なのでしょうか?後発のマテルもこれを真似ている。 |
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マテル1/18(左)とツーショット。マテル社も明らかにブラーゴ社を参考にしたものが多く、トイ・ミニカー路線を踏襲しています。 |
大スケールミニカーがほぼ皆無であった80
年代後半、1/18というデカさで世に送り出されたこのF40のインパクトといったら相当なものであったでしょう。あこがれのスーパーカーの息吹を多くの
人に伝えてきた功績は大きなものがあります。事実、今の精緻な京商やオートアートファンの1/18コレクターもブラーゴF40から入った人は多いはず。細
部の出来はともかくとして、このモデルのヒットがなければ後の1/18ミニカーの時代はなかったかもしれません。
このミニカー、確か2000年初頭まで普通に出回っていましたが、急にぱったりと姿を消してしまいました。ブラーゴ倒産やマテル社版権によるものと思われます。当時非常に売れたモデルですので、今でもヤフオク等で美品入手は容易です。
ブラーゴのミニカーを語る上で欠かせないこの一台、作りが甘いからといって敬遠せず、一度手にとってみてはいかがでしょうか?
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