Lamborghini Countach Doyusya 1/20
ひさしぶりのプラモは、童友社の1/20ランボルギーニカ
ウンタックLP400“ハマの黒ヒョウ”です。たしか1999年
頃にリリースされたキットで、現在はメーカーHPから消えていますが、店頭在庫品は今でも模型店で
見かけます。
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キット金型自体は童友社のオリジナルではなく、かつて存
在したY社のものらしい(?)。恐らくは1970年代後半のスーパーカーブームの頃に発売されたも
のでしょう。これをお色直ししたいわゆるキャラ物、タイアップ製品です。童友社からは他にも「サーキットの狼」シリーズのプラモが各車、各スケールでリ
リースされていました。
昭和のビンテージ・キットらしく、モーターライズ走行と
ムギ球点灯が可能。最近はこういうキットは本当に珍しくなりました。別売りモーターはRE140、RE20、RE280を選択可能の他、変速も可能なと
ころが本キットのセールスポイント。その昔流行していた車プラモによるスピード競技会(ミニ4駆
レースの前身のようなもの)を見据え、ビジュアル的リアルさよりもむしろ走行性能を優先したレーサー・プラモデルでしょう。スケールも今では珍しい1/20。あらゆる意味で昭和のキットといえます。
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製作
カーモデルとしてはやや大きめの1/20ながらパーツ構成は意外にもあっさりしています。成型色は
黒。今となっては懐かしいギアつきシャフトと金具がモーターライズの証です。
プ
ロポーションもカウンタック以外には見えません。コックピットは乾電池スペースの都合により上げ底。ベテランモデラーなら、コクピットも含め徹底的に手を
入れる所でしょうが、私的にこのキットは「見た目より走り」です。なので成型色を生かし塗装はウインカー等最小限に留め、パパッと素組が今回の製作方針です。この時代、車プラモはモーター走行&ムギ球点灯が少
年たちの憧れでした。
あと、「サーキットの狼」のデカールが付属していましたが、どこに貼ったら良いのか意味不明だった
ので今回は使用しませんでした。
このキット、モーターはRE280、RE260、RE140を
選んで搭載可能。またスイッチ切り替えによる4段変速です。ステアリングは一軸シャフト(直線走行オンリー)と可動が選択できます。リトラクタブル・ライ
トは開閉選択式。ただし可動ではないのが惜しいです。リトラクタブルの車はどうにも閉じた状態の方がカッコ良いので、今回は閉じて製作しました。
ま
た、いくら素組とはいえ、テールライト等灯火類は無塗装では興冷めなので、ここはきちんとクリアーレッドとクリアーオレンジを塗装。クリアーカラーは筆塗
りだと上手くいかないので、面倒でもエアブラシで吹きました。その他、エンブレム類は凸モールド表現だったので、面相筆でチョコチョコと塗りました。
完
成したカウンタック。ほぼ無塗装のお気軽製作ながら、ナカナカの雰囲気。恐る恐るシャシー裏のスイッチを入れると…ムギ球点灯。おお〜っ!カッコいいじゃ
ねえすか! 車輪も高速回転し、「レーサー」としてのポテンシャルも侮れませんねぇ。サフ吹きだの研ぎ出しだのうるさい工作は抜きにして気軽に楽しむのも
「有り」だと思います。
いや〜満足満足。
2012年7月21日完成。
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