コマツ 1/45 HD785-5

KOMATSU HD785-5 1/45


コマツの1/45  HD785-5 重ダンプのミニチュアです。ミニチュアといっても重さが1sほどあって、堂々の体躯。実車についてのスペックはコチラ(現行HD785-7)。ミラーも含めた全幅は7m近く有って、まあ一般の道路の2車線分。余裕で公道走行不可です(おいおい)

重ダンプとは何ぞや?
ダム建設現場や海外の鉱山で稼働している重ダンプ。実車を見た事無い人でも画像、あるいはタイヤメーカーのCMで何となく知っている人は多いでしょう。わりと知名度は高いですかね。

サイズは小は30tクラスから巨大なものは300tクラスまで用途によって様々。
マンモスダンプとかオフロードダンプなどとも呼称されています。

玩具ミニカーの世界では、建設車両の中でもトップクラスの人気が有り、トミカなどでは昔から欠かさずラインナップされています。恐らくは子供の砂場遊びのアイテムとして必須なのでしょうねぇ。



玩具の世界では超人気者も、プラモの世界ではいささか冷遇されているようで、キッ トだとミニ4駆と昔のビッグワンガム、それと舶来キット位でしょうか。けど後述のように実車からしてアセンブリ前提の構造になっているし、むしろプラ モキットのアイテム、建機メーカーの研修「教材」として最適だと思うんだけど・・・。

そう思いません?ハセガワさん?


・・・このようにお子様には絶大な支持のある重ダンプも、正直なところ、そちらの業界の人でなければ、また都会や街中に住んでいる限り、実車にお目にかかることはまずないと思っていたろところ・・・。


最近(2018年)、私の住んでいる市にて山林開発やってまして、その現場というのが毎日往復する道路すじなもんだから、重ダンプが2台ほどせっせと仕事をしている様子が一日2度は観察できるのです。いや〜、国内でも意外なところで見るもんですな。

もちろん現場は関係者以外立ち入り禁止で、遠目越しにか見ることができなからその大きさがピンと来ません。しかしたまに10tダンプが脇に止まっているのを見るとそれが軽トラに見えるからやっぱり相当デカいんでしょう。



うん、確かにそうだ。重ダンプというのは、とりあえず「デカい」とはいうのは判っていても、その筋の人間でなければ実車を見る機会が少ないし、どれもこれも似たようなカタチをしているもんだから「どれだけデカい」か、ということにはあまりイメージが湧いて来ないんですよねぇ。まあ例えるなら一軒家やアパートにタイヤが付いて動いているようなものでしょうか。

それだけデカいと、「どうやって移動するんだろう??」的な疑問が当然湧いてくるけど、大型建設機械というのはうまいこと出来ているもんで、バラバラの状 態でトレーラーで持ち込んで、現場でアセンブリするんだそうです。そういえば都心でよく見かけるタワークレーンもそうですね。うん、やっぱプラモ向きのアイ テムだよね、これ。

聞いてますかぁ?ハセガワさん?

さて、今回紹介するミニチュアは、2010年にコマツさんのオンライン・ショップで手に入れた物。いちおう注意書きには実車の「販売促進用に製作したスケールモデル(対象年齢15歳以上)です。幼児を対象とした「玩具」とは異なります。」とあります。まあ子供が落っことして怪我したら大変ですからねぇ。

建機メーカーというのは面白いことに、、こうしたミニチュアを自社ブランドで展開していて、宣伝のためとはいえコンシューマービジネスも展開しているんですね
。もっとも実車は13,850万円、これを自分の敷地で乗り回したいという粋な富豪でもいない無い限り、自家用車としての需要はないでしょう。それを年間販売計画500台ってんだから世界は広いです。

出来の方は、このHD785-5(品番40-1)については、それなり。新品段階で角の塗装剥がれ(チップ)あるし、バリバリのユズ肌。まあボディのツヤ など気にする車種じゃないですが。いちおう日本製。販売元がコマツさんってだけで、製造元はたぶん国内の玩具メーカーでしょう。土建業界は多重下請構造だ からねぇ・・・。


スケールの方は、プラモやミニカーではあまり馴染みのない1/45。うーん、ここはミニカー標 準スケールの1/43の方が良かったですかね。模型というのは立体図面的なところがあって、比較するものがあってはじめてそのスケール感が伝わってくるん だよねぇ。ツーショットはビッグワンガムのホンダS2000(1/43)です。うん、こうしてみるとデカさが判ります。

2018年5月21日

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