トミカのがらっぱち ようやく気温が緩んで来ました。寒い とプラモ作りもしんどく、滞りがちですからねぇ。このHPのプラモ製作記は「完成させてから公開する」が基本方針だから更新頻度はそう高くないのです。それで 良いのだと思います。進捗状況や途中で放り出した製作記などいくら垂れ流したところでモノが上がってこなきゃ意味が無い、ってのがウチの考えなので。 ・・・さて、今回は前回に引き続き3イン チ・ミニカーのお話です。 子供から大人まで大人気のトミカ。言わずとしれた国産ブランドの雄。今から10年位(2000年代中期)はミニカー・ブームで、食玩やらカプセルトイ、缶 コーヒーのオマケに至るまでありとあらゆるミニカーが出回ったものの、いずれも一過性のもので消え去ってしまいました。そこへくるとトミカブランドはやはり強し。40年以上の歴史はダテではないようです。 かくいう私もそれほど熱心でないにしろ何個かは持っいます。とはいってもほとんど一般品ばかりで特にこれといったレア物 は無くて。従ってベテランコレクター諸兄を差し置いてトミカを語るなどもはや恐縮ごとではあるのですが、一つだけ「語るに足りるモデル」 があるのでご紹介したいと思います。それがこれ。まずはご覧下さい。 No.16 ニッサンディーゼル・ダンプトラック (スケール1/102) どうでしょう、この面構え。国産トラック史上「最凶」のふてぶてしさ。機動隊の特型警備車F-3といい勝負ですな。 このトミカは、子供時分に一個持っていて、個人的に非常にお気に入りの車種。もう既に廃版になって久しく、それでもたまにトラック・セットとかトミカリミ テッドなどで再販されているから、数あるトミカの中でも人気上位に入るのでしょう。子供は建設機械や消防車両が好きだからこの手のアイテムはミニカーには欠かせません。 このミニカーのモデルになった車は実在していて、日産ディーゼルのTW50LDという車種。ボンネットタイプのバスやトラックって昭和30年代のイメー ジがあるのですが、TW50はそこまで古くはなくて昭和59年(1984)まで製造されていたようです。だから私が子供の頃はまだ少しは見かけたトラック だったんですよ ねぇ。
何 でも今の童話というのは「かにむかし(さるかに合戦)」にしろ「カチカチ山」にしろハード・コアな描写は自粛されていて、マイルドな内容になっているのだそ うです。でも当時は色んな意味で大らかな時代だったし、まあ童話だから、という割り切りでいちいちケチをつける大人は居な かったんだな。 この話の教訓はともかく、車やバイクはキレイに乗りたいですよね。新車の頃は毎週のように丁寧に洗車、WAXなんかして、長時間見入るほど大事にしていた としていても、傷が付くにつれて愛着も薄れて次第に運転も雑になっていったからなぁ。何だかバイクやスポーツカーでも同じ話が作れそうですね。 さ てミニカーです。スケールは1/102で手の平にちょこんと乗るサイズ。だけどシャシーもダイキャスト製だから手にとるとズッシリきます。実際の重量は 64gあって、これはトミカとしては重たい方。見た目と相まって、トミカの中では存在感のある仕上がりです。また荷台が上 下し、子供が遊ぶのに必要十分なギミックになっています。 色 バリエーションは7種類くらい有って、他にジェットパック車と郵便車の他、大きめのトミカダンディでも出るなど、人気の高さが伺えます。ヤフオクでもたく さん出されていて、傷だらけでも「らしい」不思議な魅力のトミカです。ぜひ一度、手に取ってみて、この童話の教訓について考えるのも一興ではないでしょうか? では。 2016年3月9日 ご注意事項:トミカは近年、初回限定版などを大量に買い占めを行う変な転売屋が横行しています。そういうのは無視しましょう(2016.3.10追記)。
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