ホットウィールのミニカー 実車の話ですが、Yahooニュース の経済欄11/25で、「若者に刺さるクルマ」が無いんだそうです。なるほど。実用性や安全性、それに環境を優先して突き詰めると、どこのメーカーも、 ハッチバック型でFF駆動のミニバンだとかコンパクトカーに収まるわけで、まあクルマを単なる移動手段、道具として見るならばあれで良いのだけど、若年層 の嗜好ではないよね。 なんてことを考えながらドラックストアをふらついていたらホットウィールのミニカーが目に留まりました。「ホットウィールかぁ・・・」最近あまり見ません ね。10年位前は近所のスーパーでも沢山売っていたし、テレビCMも流していたんだけど・・・どうしたんだろ???日本人は基本マジメだし、もう何十年も トミカに慣れ親しんできた下地があるので、あの毒々しい色使いとイカれたデザインはあまり受けが良くなかったのでしょうか。 ホットウィールは、国内の玩具メーカーなどと提携してきちんと流通経路を確保した上で、いかにも日本人が好みそうな実車系のモデルに絞って集中的に投入す れば日本市場でもかなりシェアを伸ばせそうな気もします。けど自動車大国としてのプライドなのか、自分のやり方を押し通すあたりがアメリカらしいですね。 さてこのホットさんの3インチミニカー、実車をモデルアップした実車系と、オリジナルデザインの架空車系(いわゆる謎車)が半々くらいなのだそうです。実車系の方が人気が有って、発売早々に売れてしまうから、結果として売り場には謎車が大量に売れ残ると。要するにコレクターでも何でもない人がお店で見かけるホットウィールは変なクルマが多いのだ。 しかしこのホットウィール、あまりのイカれっぷりに逆に笑いがこみ上げてきて不覚にも何個か手に取ってしまったのですよ。その際ゲットしたものを少し紹介しましょう。
同じ3インチミニカーでも、トミカやマジョは実車ありきの「従」なのに対し、ホットウィールはあくまでミニカーが「主」で、玩具としてのカッコ良さを追求 しているのだそうです。これは何となく判ります。日本のミニ4駆やRCバギーなども実車のないオリジナルデザインです。もしミニ4駆をアメリカで売るな ら、やはりイカれたデザインになるのだろうか??? モデルとなる実車はなくて自由度が高い分、ホットのデザイナーさんは架空車の方に自分の個性を盛り込みやすく、むしろこちらの方を楽しんでいるのでしょ う。そう考えるとこの小さなミニカーに子供を楽しませるための色々な知恵が詰まっているのかもしれません。よくあれだけの独創的な作品が次々と出るのか、 センスはともかくそのクリエイティブ性は見習うべきものがありそうですね。 うん、実車メーカーもホットウィールにヒントを求めてみるものありでしょう。これが案外突破口になるもかもしれません。いや・・・無理かなぁ・・・。 2016年11月29日
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