現用機モデルの塗装色 そのA 現用機の中でも特に60年代〜80年代に活躍した米海軍機は、機種も豊富で派手なハイビジカラーに塗装されてい るものが多く、今でもファンが多いですね。プラモの世界でも古き良きハイビジ機が人気で、現用機 モデラーならずとも一度は手にとったことがあると思います。 当時の米海軍機の標準塗装は上面ガルグレー、下面及び動翼部は白、翼前縁は腐食防止のアルミコー ト(機種によりけり)、これに派手なマーク類を施したものが一般的だったような気がします。それで、プラカラーにもそれに相当するものが売られていて、ク レオス(旧グンゼ)のMrカラーでいうところのC315グレーやC316ホワイトなわけです。ハセガワやフジミのキットの場合、ハイビジ機のボディはほぼ この2色で指定だから、大量にストックしている人も多いと思います。
どちらを使うかは人それぞれの好みだし、詳しい色調の違いについては別の機会に置いておいて、 じゃ、実際どちらの方が利用頻度が多そうか、手持ちのキットで調べてみましたョ。 現用米海軍機をモデル化して、かつグンゼカラーで塗装指定しているプラモデルメーカーといえば、主にハセガワとフジミですね。 ハセガワ商品:38個 1/72・・・F-4J(凸)、F-8E、F-11F、F-14A(凸)、F-14A(凹)、A-1H、A-6A、A-6E、A-7A、RA-5C、EA-6B、F/A-18A、F/A-18C、F/A-18E、SA-3A 1/48・・・F-4J(凸)、F-4J(凹)、F-4B/N、F-8E、F-14A、A-7E、、F/A-18A、F/A-18E. 1/32・・・A-4E/F
で、結果から言いますと、C11ガルグレーをインスト内で指定しているのはハセガワ72の旧箱、48の旧F-4(凸)、絶版ツクダのA-1Hのみ。ちなみ に48の旧箱F-4ではC11とC315の双方でor指定しています。その他ハセガワ72のF/A-18AとF/A-18Cでスパローミサイルの頭に使うよう ですが、全体的に見てC11の出る幕はとても少ないようです。 たぶんグンゼが飛行機特色を展開し始めたのは1982年頃だったから、それ以前のキットではC11ガルグレーが良く 使われていたのでしょうね。後になっ てC315の発売以降は取って代わられあまりインストの指定に出てこなくなった、ってのが実際のところなのでしょうか・・・。 それでも、以前は(今でも)飛行機特色の中でもC315は特に品薄な部類だったから、仕方なく代わりにC11で塗装した記憶があります。C315と比較して少し濃い目の色調?だったですかね。今となってはC11で米海軍機を塗装する機会はあまり無いかもしれません。 ただC11ガルグレー、良い点もあって飛行機特色を置いていないような町の玩具店やスーパーなどでも普通に置いてあるんですよね。C315発売以降も30 年近く定番だし・・・。他のジャンルでそれなりに需要があるのでしょうか?もちろん存在を否定しているわけじゃないけど、この併売、ちょっと不思議です ね。C11にこだわるコアなファンがいるんですかね? おまけ
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