マテル社について

アメリカの大手かつ老舗の玩具メーカーマテル社。男子向けトイとしては「ホットウィール」ブランドのミニカーで知られ、アメリカらしくイカした(イカれた?)スタイルとその走行性能の高さからファンも結構多いとか。

そのマテル社が1/18スケールでフェラーリ社ミニカーを販売しだしたのが1990年代末でした。もともとブラーゴ社から始まった1/18スケールは大物好きのアメリカ人によほど受けたらしく、現在の大スケールミニカーの主流となっています。

この頃、フェラーリの版権問題というのがありまして、マテル社はフェラーリ社と模型の版権で独占契約を結んだがために他のミニカーメーカーやプラモメーカーがフェラーリ車の模型を出せなくなるという状況になり、大いに模型ファンの怒りを買った記憶があります。

気になる出来はというと、ブラーゴよりやや良いといった程度で、トイミニカーに分類されるようです。価格も少しだけ高め。通常ラインナップ以外に1/43や1/18スケールでエリートシリーズという、トミカリミテッドばりに精緻な仕上げを施したミニカーがあり、こちらは数量限定と相まって通販でもすぐに予約完売になるなど非常に人気があるようです。


F40
右:ブラーゴ 左:マテル

F50
右:マテル 左:ブラーゴ

テスタロッサ
右:マテル 左:ブラーゴ

ブラーゴ社とマテル社との比較
こうして見比べてみるとブラーゴ社に酷似しながらも細部では異なっており、金型が別物であることが判ります。ただブラーゴ社をよく参考にしていることは間違いないでしょうね。同じアイテムでもメーカー間の違いを比較できるのは模型ならではの楽しみです。

なおブラーゴ同様に、日本では京商が輸入代理店になっています。昨今のミニカーのご多分にもれず買い逃すと入手に難儀しますので、ファンは要チェックです。


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