アオシマ 1/1  寿司Q アナゴ
Sushi-Q  "Baked Conger" Aoshima 1/1


アオシマの1/1寿司Q「アナゴ」です。海〇商事の営業マン(フグ田マス〇さんの同僚)とは関係ありません・・・。
・・・えーっと、平たくいうと、”江戸前にぎりずし”を模したチョロQ風の玩具で、皿に乗らずとも自走して客先まで直行するという、愉快なプラモです。何かとせっかちな江戸ッ子もこれならOKOK。
この奇抜さにホットウィールもビックリです。・・・ってなんのこっちゃ??

なぜ江戸前握りをプルバックカーにしてしまったのか??人によっては「アオシマさん遂にトチ狂ったか」「茶化してる、けしからん」と見るかもしれません。しかし私はケレン味が有って面白いと思うのですョ。寿司が走る?良いじゃないですかぁ〜。
たぶん、アオシマの人がお寿司屋さんで呑んでいた時に思い付いたアイデアなんでしょう。そして現実に商品化してしまう所がアオシマさんらしいです。江戸前握りを考案した華屋与兵衛さんもこれは予想してなかったでしょうねぇ。

んで、ちょっと調べてみた ら本家タカラトミーも「江戸前寿司チョロQ」なるものを出していた他、ガチャガチャ(カプセルトイ)でも似たようなモノがあったようです。しかし画像を見 た感じでは寿司Qの方がリアルな印象ですねぇ。ま、これにスケールモデルとしての精密正確さなんてどうでも良いのですが、こちら の方がよりシュールでしょうか(笑)。

で、なぜこれを買ったかというと、2005年ごろ(?)でしたか、近所のスーパーの期末在庫処分セールで、なぜかアナゴとウニだけが¥200で叩き売りさ れていたんですね。もちろん食品売り場でなく、玩具コーナーですョ。んで、買ってから10年近くミニカーなどと一緒に箱に仕舞っていたのですが、先日ひょ んなことからこれが発掘され、今回の製作になったわけです。

なお、本キットは、「プラモデル」なのか「ミニカー」なのかはたまた「変わり種玩具」なのか良く判りませんでしたが、組み立て式であることおよび各パーツ 請求ができることから、これを「走行ギミック付きの精密食品模型」すなわちプラモデルの一種と判断し、プラモコーナーにて取り扱いたいと思いま す(お店によってはミニカーに分類されています)。

では、この得体の知れない食品プラモ?いっちょ握ってみましょう。

※チョロQはタカラトミー様の登録商標です。大丈夫?アオシマさん?
※本キットは寿司を模した玩具です。実際の食べ物で遊ぶのは控えましょう・・・。

〜製作開始〜




製作するキット個体です。前述のように近所のスーパーの在庫処分セールで買いました。 外箱はがさばるので捨てて、中袋入りの状態で保管していました。コレクショントイって、意外と場所取るんだよねぇ。あと食玩ではないのでガムやラムネなどのお菓子は付きません。定価は ¥680・・・う〜ん、寿司だからなぁ・・・。ネタとシャリの材質は軟質プラ(PVC?)のようです。

インストです。これの添付が完成品ミニカーではない「プラモデルたる所以」です。注意書きでは「くちにいれない」が明記されていますね。
きっちり各パーツも請求できます。ビスの2個で¥300ってはどうかと思うけど・・・。六番とあるから他のネタもあるんですね。シリーズでは他にマグロ、イカ、卵焼き、エビ、ウニ、イクラ等があったようです。

組み立て図です
。ネタの前後については明記がないねぇ。ま、どっちでもいいですかね。うーん、これだけ見るとアッという間に完成でしょうか。後述しますが、組み立てにはドライバーが必須です。あとピンバイス(またはキリ)とナイフがあると便利です。






では工作を開始しましょう。全体の流れとしては、シャシーを組んでシャリに固定し、最後にネタを載せれば完成とのことです。まずはシャシーです。前輪→プルバックゼンマイ(後輪)の順にはめ込みます。これは簡単ですね。

シャシーが組みあがりました。ホイールの径は、前後共にフルサイズのチョロQに比べたら小さくΦ6mm程。ちびっこチョロQとかミニチョロQの前輪と同じ位のサイズでしょうか。

シャシーとシャリの固定には少し注意が要ります。というのもシャリ側のネジ穴が開口されておらず、ガイドの窪みだけです。ここは無理にネジ込もうとするとビスの頭をナメる恐れがあるので、ドリルかキリで開口した方がベターでしょうか。



シャシーにシャリが組み付きました。シャリの前後幅がシャシーに対して若干短いようで、シャシーが少し反ってますね。反ったままだと応力でいずれ壊れてしまいそうなので、今回は完成後にシャシーを外してしまいました。シャリの内側を前後少し削ったほうが良いかも知れません。

最後に
ネタを載せれば完成・・・と言いたい所ですが、ここの嵌め合いはかなりキツくて力技になりました。ユーチューブ動画なんかでも結構きつそうです。本物の寿司ならグチャグチャでしょうか。無理せずナイフでネタの穴を広げた方が良さそうです。

はめ込みにあたっては、シャシーや車軸が壊れてしまいそうなので、インストとは手順を変えて、いったんシャシーを外してシャリとネタを合体させ、最後にシャシーをはめ込む作戦にしました。変な所で手こずるとは・・・さすが創造のプラモデル・アオシマさんです(笑)。




ネタが無事乗ったらシャシーを再度ねじ止めし、完成です。へい、お待ち。
うん、旨そうだ!


※食べられません

〜完成〜



完成したアナゴ、照りがなかなか良い感じです。ネタもシャリも少し大ぶりサイズ(88L×40W×35H)ですね。個人的に一口ではきついかも(?)

作ってみた感想としては・・・意外とてこずりました。2〜3分で完成だと思ったのですが(汗)、ドリルで掘ったりネタのハメ合いでなんやかんやで15分位でしょうか。たぶんインスト鵜呑みでドライバー一本で臨むと苦戦するよね・・・特に年少者は。
ちょっとこの辺は下ごしらえで「一工夫」するとずっと作り易いのだと思います。こうやって色々工夫するのも「プラモデルの楽しみ」ではないでしょうか?

さて、次はウニを握りますよ〜。

2017年1月25日
完成

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