今さらおススメめのトムキャット
梅雨ですね・・・いやー、ジーメジメ、でもこればっかりは しょうがい。なんたって梅雨ですから。 さて、本業(仕事)の方は相変わらずで、プラモ作りする精神的な余裕がありません。特に今年は「世界的なゲジゲジ不足」とやらで現在の勤め先も裾野企業の 一つなもんだから大変で。もちろん以前の勤め先に比べて待遇も人間関係も100倍以上ホワイトなのだけど、いかんせんあの業界は昔から好調/不調の波が激 しくて、精神的に 疲弊するんすよねぇ。 で、昨日だか一昨日だか傷心を癒すべくボーッとハセガワさんのHP見てたら、2021/7/7付けの9月新製品情報がアップされて いました。「ふーん、どれどれ・・・特 にブラン・ニューは無さそうだな・・・」と半ばシラケた感じで画面スクロールしていたら、あるキットが目に留まりました。それが、これ。 (ハセガワHPより)
あまり実機やプラモデルにあまり詳しくない人で、「トップガン観て急にトム猫のプラモを作りたくなったんだけど、どれを選んで良いか判らない」という人に は、当KOZY商店ではハセ旧版をダントツでおススメします。 ハセの旧版トム猫は凹版発売前は「真打ち」「決定版」と誉れの高かった名作で、ディティール面こそ後発に譲るものの、72トムとしては作りやすさと入手性 の面でこれの右に出るものはありません。1977年の発売以来、2度のマイナーチェンジでアップグレードされながら何十年も多くのトム猫ファンを楽しませ てきた大功労者。定番勤続44 年って、サラリーマンでいったら役員入りか名誉顧問だぞ・・・(※キットの詳しい来歴などはコチラをご参照ください。)。 凹版やフジミ、ファインモールドなど商業誌で よく作例が出てくるようなキット は「そこそこ作れる人向け」です。ビギナーには返っておススメしません。 うちのHPの作例は1983年 版ですが、物としての出来は現在まで続く 1987年版(要するに現行品)が最も良い。パーツ割りがまた絶妙で、とかく複雑といわれるトム猫の分割としては必要にして十分。古人曰く、「Easy to Assembleは プラモデルの根本原則」であり、その心は「誰でも簡単に手早く精密正確な完成品を手にすることが出来る物」なんだそうです。 価格の方は2021現在の時点で税込価格¥1650。確か1987年の時点で¥1200だったから、こりゃあエラいお買い得品!な んて手放しで喜べないのが複雑なところで、同じ宮仕えの身としてはハセガワの従業員さんには申し訳ない(結局は巡り巡って自分の給料に返ってくる)。きっと年少者やビギナー向けの門戸は閉ざしたくないのでしょうね。 ひ とつだけケチを付けるとしたら、ハセガワさん公式HPの完成作例の写真では主翼のフラップとスラットはダウンした状態になっている点。素の状態でああはな りません。切り離すなど改造工作が必要です。あの写真は差し替えるとか「改造してます」ってなコメント入れた方がいいんぢゃないっすかねぇ、ハセガワさ ん。 というわけで実機に興味がお有りの方、あるいは逆にベテランマニア過ぎてノーマークだった方は是非一度手にとって見られてはいかがでしょうか。これを作れ ば「プラモデルの何か」が判る、かもしれません。 ※なお文中の広告はダミーです。各自お好みの小売店でお買い求め下さい。 でわでわ〜♪ 2021年7月10日
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